ヤマニ元石油相によると、原油価格が1バレル=65ドルを下回った場合、原油価格が高水準を維持するという前提で国家予算を組んだ一部OPEC加盟国の財政状態が苦しくなる。そうです。
ベネズエラの経常収支均衡には原油価格が平均で90.96ドル以上を維持する必要があるほか、ナイジェリアの場合には71ドル以上の価格が必要だそうです。
原油価格(WTI)の安値はバイオエタノール業者の破産も増えますし、深海油田とかオイルサンドの開発とかメタンハイドレード開発にも影響します。風力&太陽光も原油価格の上昇でスポットライトを浴びています。
ベネズエラのチャベス王国転落のような政権を潰そうと思えば原油価格を下落させればよいわけで、先進工業国を一息つけさせたり色々な使い道がありそうです。世界最大の航空会社誕生だそうで、中国国際航空が22%上げてもそれ以前に下げすぎで思惑は外れますが、どの道値上がりするまでは売らないだけです。
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