残念ながら、今回の新型コロナショックはリーマンショックとは比べものにならない程、実経済への影響が大きい。リーマンショックはサププライムローンの焦げ付きに端に発したクレジットクランチ(信用収縮)による金融崩壊騒ぎだったが、NY市場が最大の下げ幅を記録した翌日でも街には人と笑い声が溢れ、日常の経済活動に大きな支障は無かった。だが今回は全くその逆。先ずは実経済が崩壊しそれが金融市場に逆流する。その被害の全貌はまだ全く見えてはいない。
相場の雰囲気が変わるきっかけはやはりウイルス感染が収束に向かう事にあるが、それは一体いつぐらいになるか?
独裁国家の中国ですら1ヶ月以上を有した。他の国は少なくともその2倍、2ヶ月は必要じゃないかと思う。もろちん、経済的打撃はそこから更に続くが、相場はかなり先を見て動くのでその辺が一つのキーポイントとなるだろう。