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猫龍隆
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ブログを書くきっかけとなった飼い猫のマロンさんは、2016年5月21日13時13分に永眠しました。12年間ではありましたが幸せをありがとう。
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2006年11月19日

円のキャリートレード

 外銀の日本支店の円ローンの伸びが爆発的な伸びをしています。グラフを見るとやや下向きつつ100%アップです。そのお金は主にキャリートレードに使われています。
 キャリートレードとは、簡単に言うと低金利の通貨を投資資金として調達し、それを高金利の通貨に換えて、そして高い収益が期待できるもの(株式・債券等)に投資する手法のことです。この仕組みで収益を得るのと同時に、さらに収益の狙える株式や債券、不動産に原油などの商品といったものに投資をするという、二重・三重で収益を得ようとする取引(手法)のことです。主に海外のヘッジファンドによって行われています。
 先週話題となった、ロシアが石油で得た莫大な収入の一部を円で持つ。また、アメリカ自動車業界のビッグ3の円安へのクレーム、週末の石油ヘッジファンドが原油値下がりによる破綻の噂といつでも円高に行く要素があります。日銀が金利アップなら、現在の行き過ぎた部分の反動はけっこうありそうです。
 中国株のベテラン先輩に接していると、年末~春先の調整を予想してみえます。その人たちは、会社経営とかされていて、会社を利用した借り入れをしたりして(私と違い)命を掛けて中国株投資をしています。私も、危なそうな時一部売却して現金を作り、現在の反動から短期的に行き過ぎた円高になった時に「FX」でポジションを作りたいです。
http://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=nb_ss_gw/250-7847755-4565822?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%8AO%89%DDFX&Go.x=15&Go.y=9
 中国人は、連休前に株を売る習性があります。今までも何で?と何回も感じました。今回のように時限爆弾がある時のクリスマス休暇前は売り時かも?


<カテさん:中国株>参考
 「原油価格が57-60ドルで取引高も増えず比較的安定的に推移するのなら、大きな資金移動もなく小幅な調整を挟みつつ株式市場の大相場はまだしばらく安泰。もし、原油価格が55ドルを切ってなおも下げ続けるようなら、株式市場に大きな調整もあり得ると考えるといった考え方です。」
★あまり割安に原油がなると、当然先高感のある原油市場に一気に資金が移動し、香港・インドから資金が逃げるという発想です。下のチャートを見ても警戒水域で、毎日チェックが必要です。
http://www.dojima.ecnet.jp/Es-NYOIL.htm
両方とも大切ですが、優先順位としては原油価格の下落による資金移動の方が単なる日本円の問題よりも高いですね。

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