台風が来ていますが、他社施工の物件で雨漏りの相談を受けています。鉄骨造の3F建てで屋根は金属製の勾配屋根で配慮はされていますが、外壁のALCと古い木造用サッシの組み合わせが何ともなりません。
ALC自体もサッシとの組み合わせ都合で5センチ程度の端材部分もありますし、サッシ自体も木造用のタダの窓で水返しも何もあちませんから水が侵入すれば終わりなんです。
当時は町内でも珍しいALCの立派なビルだったと思います。経年変化で建物が揺れたり、コーキングが切れたりALCにヒビが入ったりで、毛細管現象のため雨水大好きな建物になってしまいました。
マロンのお家は安い木質パネルなんですが、サッシの下レールは(今時当たり前で)内側と外では数センチの段差で水の排出が考慮されています。今後は異常気象で自然災害の増加は避けられません。築六十数年のボロ家に住んだこともある経験から雨漏りほど情けない事態は有りません。初期投資はともかく鉄骨造でできたとしても、ズット安く長く住むには木造も捨てがたいです。どうしてかというと自分で釘も打てますし何とでもなるからです。 続きを読む